受験勉強の初期は、こんな壁にぶつかることも多いと思います。
なんせ、参考書はどの教科も数が豊富すぎる。
昨年の受験生だった私が「文系学生におすすめする参考書」を教科ごとにお伝えしていきます。
教科ごとのおすすめ参考書だけみたい方は、下にある目次から教科を選んでください。
Contents
参考書を買うときの注意点
- 新しい参考書を次々に買わない。
- 自分の勉強スタイルに合わしやすいかを確認する。
- 受験日までを逆算して買っていく。
参考書を買うときに注意するべき点は、主に上記の3つかなと思います。
新しい参考書を次々に買わない。
夏から秋にかけて、参考書を1周しただけで新しい参考書を購入する受験生が多発します。
それは、自分の中での焦り(夏休みで成績が上がらない等)や「1度した問題をしても意味ない」と思う人など理由はさまざまだと思います。
ですが、参考書を1周した如きで新しい参考書に移らないでください。
それはなぜか。
成績向上の順序を簡単にまとめました。
- 参考書1周目:解いてひたすらインプット。
- 参考書2周目:1周目で間違えたところを中心に覚え直し。
- 参考書3周目:1・2周目で間違えた部分に意識して総復習。
- 応用問題に挑戦。
この4ステップで成績は向上していきます。
人間は何度も何度も同じことを繰り返すことで、覚えて身についていきます。
なので「一周したから覚えた」は嘘です。
何度も繰り返しましょう。
参考書一冊で1000円程度しますし。
次々参考書を変えるのは、おすすめしません。
勉強スタイルに合うどうかを確認する。
この記事でより詳しく述べていますが、勉強には「自分のスタイル」があると思います。
ノートをまとめる人、参考書でゴリゴリ勉強していく人、スタイルはさまざまだと思います。
参考書は、大量に存在し、参考書1つずつに個性があります。
なので、レビューなどをみて自分に合うかどうか考えてから購入してください。
大学受験の受験勉強をノートにまとめてするのはおすすめしません。
自分に合うスタイルがわからない人は、塾などに入って講師の方に教えてもらうのも良いと思います。
大学の受験日から逆算する。
これが、参考書を買う上で最も注意するべき点だと思います。
その理由として、ほとんどの高校3年生が教科によって覚えているところと覚えてないところがあると思います。
そんな状態で、受験直前にする応用問題や赤本をしても全然分からなくて自信がなくなるだけです。
なので、4〜8月中旬くらいまでは基礎を固めていく。
8月末〜12月中旬は徐々に大学受験を意識し、応用問題に挑戦していく。
12月末〜受験本番までは本番を意識し赤本などを解く。
このように、大学受験本番から逆算して、参考書の難易度設定をしましょう。
この例は一般受験を想定しています。(公募推薦はこの例が2ヶ月程前倒しになります。)
大学受験 おすすめ 参考書(教科別)
英語
1.ターゲット1900
こちらは、大学受験に出やすい英単語を頻出順に並べている単語帳になります。
この単語帳は、産近興龍、関関同立、MARCHを狙っている受験生が多く使っている単語帳です。
この一冊を覚えれば、大学受験の英文に出てくる英単語はほとんど網羅できると思います。
早慶や国公立を目指す受験生は「鉄壁」という単語帳を使うことが多いです。
2.英文解釈の技術シリーズ
この参考書は、英文の解釈の仕方をひたすら書いている参考書で、英文をまだ読み慣れていない受験期の初期から受験期中盤まで幅広く使える参考書です。
受験期初期は「入門英文解釈の技術70」をおすすめします。
何周もして英文の構造が理解し始めたら「基礎英文解釈の技術100」にステップアップするのもありだと思います。
少し日本語訳が分かりづらいところがあるので、わからなければ塾の講師の方や先生に来てみてください。
3.やっておきたい英語長文シリーズ
このやっておきたい英語長文シリーズは、有名大学中心に難易度順に分けられていて、過去問を解いていくタイプの参考書になっています。
なので、前述した「英文解釈の技術」をある程度理解してから、取り組むのが良いと思います。
- やっておきたい300 ⇨ 産近興龍、日東駒専レベル
- やっておきたい500 ⇨ 産近興龍、関関同立、MARCHレベル
- やっておきたい700 ⇨ 関関同立、MARCHレベル
- やっておきたい1000 ⇨ 早慶上智、国公立レベル
簡単に「やっておきたいシリーズ」の難易度設定をしました。
ですが、個人的には受験生は500で十分かなと思います。
その理由として、500でも国公立や早慶の過去問が出てくるので、赤本を解く前の受験に慣れるための参考書としては十分だと思います。
国語
現代文のアクセスシリーズ
こちらの参考書は、英語の「やっておきたい」シリーズのように「基本編」「発展編」と難易度設定がされており、受験期初期から中盤くらいまで使えます。
「発展編」でも、国語が得意な方だったら簡単に思う問題も含まれています。
なので、この後に紹介する「全レベル問題集」の方が国語が得意な方には難易度が合うと思います。
アクセスシリーズの特徴は、答えが細かく書かれているので、抽象的な答えが多い国語でしっかり納得するのにもってこいの参考書です。
全レベル問題集 現代文
この参考書も、現代文の長文に慣れるための参考書になります。
特徴として、名前の通り大学をレベル別に分けているのですが、その分類が幅広いのが特徴です。
なので、国語が苦手な受験生も得意な受験生も使える参考書になっています。
- 現代文が苦手な方 ⇨ レベル2
- 現代文が得意な方 ⇨ レベル3or4
初めて現代文の参考書を買うなら上記のレベルを参考にすると良いと思います。
古典単語 FORMULA 600
文系受験にとって鬼門となるのが、現代文と古文になると思います。
この記事で詳しくまとめているのですが、古文は助詞と動詞、形容詞が訳せれば大体読めるようになります。
古文単語は、自分の目で確かめて直感でわかりやすいと思った単語帳を買うのが良いと思います。
この単語帳の特徴は、大学受験の頻出順+品詞ごとに並んでいる点、複数の意味を記述している点、現代語訳の例文が載っている点です。
極めるシリーズ
この参考書は、古文で大学受験をする方は必須と言っていいほど定番かつ最高の参考書です。
難易度別に分かれている上に、答え+覚え方が書かれているので効率よく古文の文法を覚えれる一冊になっています。
古文の文法がまだ分からない方は「基本必修編」を。
文法が理解出来始めた方は「中位〜上位台突破編」を解くと効率よく身につくと思います。
社会
高校最重要100%図解日本史/世界史
歴史科目で、暗記することが最も重要と思われがちですが、一番重要なのは「流れ」です。
受験には、人物名を答え指す問題は多く出ません。
時代の出来事や並び替えなどが多く出ます。
なので「流れ」を理解すると、ある程度の時代の出来事が頭に自然に入ります。
この参考書は時代の流れに沿いながら、図を使ってまとめてくれているので頭に入りやすくなります。
重要な単語は赤シートで消えるようになっているので、手間もかかりません。
基礎問題精講シリーズ
この参考書は、時代ごとに並ぶ問題集形式の参考書になります。
「基礎」でも、かなりマニアックな問題が出てきたりするのでレベルが高めです。
なので、すぐに「標準」にいくと躓く可能性があります。
日本史B/世界史B一問一答
これは、一問一答形式の参考書になるのですが、一つ注意点があります。
この一冊だけで受験勉強するのは、絶対にやめてください。
確かにこの一冊だけで大学受験に必要な歴史を全て網羅できるのですが、一つ一つの暗記にしかなりません。
これでは、先程述べた「流れ」が全く理解できないので、受験本番何もできず撃沈する可能性もあります。
なので、この一冊は最後の仕上げとして使うサブの参考書という意識で使うのがおすすめです。
大学受験 おすすめ 参考書 まとめ
今回は、文系学生におすすめする参考書を紹介してきました。
受験は長い勝負ですが、順序を守り自分に過信せず、コツコツ勉強すれば必ず成績は伸びます。
参考書は数多く存在するので、最初は何を買えばいいのか全く分からないと思います。
参考書選びに失敗しないためにも、この記事を参考にしてみてください。
大学受験を合格するためには
- 順序を守る(基礎⇨応用の順で解いていく)
- 自分の力に過信しすぎない。
- 毎日コツコツ(最初は少なくてもいいから勉強する習慣を作る)
上記の項目を守れば必ず成績は伸びます。
受験勉強は辛い時もあると思いますが、頑張ってください。
応援しています。
本日はここまで。
じゃお疲れ様でした!
受験勉強始めたいけど、どんな参考書を使えばいいか全く分からない。